常在菌

吉田由紀子

2021年08月05日 21:37


菌ときくと私たちにとって良くない影響を与えるような印象を受ける方も多いと思います。

しかし私達の皮膚には、表皮ブドウ球菌や黄色ブドウ球菌をはじめとする沢山の「皮膚常在菌」という細菌がいて、私たちの皮膚を守ってくれています。常在菌は寄生している宿主である私達と密接な共存関係を持っています。

常在菌は皮膚から出る汗や脂肪をエサにして、脂肪酸の皮脂膜をつくり出してくれています。弱酸性の皮脂膜です。

病原体のほとんどは、酸性の場所では生きることができません。

常在菌がつくり出す弱酸性の脂肪酸は、病原体が付着するのを防ぐバリアとして働いているのです。

でも、新型コロナウィルスが広まってからは丁寧な手洗い、どこに出入りする時もアルコール消毒。皮脂膜は剥がれ落ち、手荒れやアトピーがひどくなっている方も多いのではないでしょうか?

私も日に何軒もスーパーやドラッグストアを回り、入る時、出る時にアルコール消毒をしていたら指先の皮膚がボロボロはがれて何の病気かと驚きました。

それからはウィルスを殺菌する効果があるミネラルを持ち歩いています。

よく抗生物質を飲んでからおなかの調子が悪くなることがあります。これも腸内細菌が薬によってやられてしまうから。一度崩れた腸内環境を戻すのには1か月かかります。

新型コロナが猛威を振るっていますが、ウィルスに有効なのはミネラルをはじめオゾンもあります。ご自分の体質によって選ぶことが必要な時代になってきました。

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