アラビア紀行

吉田由紀子

2024年12月24日 05:19

12月に主人と2人でアラビアンクルーズに行って来ました。

ドバイまで飛行機で飛び、そこからスイスの船会社の船に乗りドバイ―カタールーバーレーンーアブダビーへ。

ドバイは世界中のお金持ちが集まる土地、莫大なお金を投じて何でも世界一と言われる物を作ってしまう場所でした。

ドバイは国ではなくUAEの一都市です。

街を走る車は超高級車ばかり。いわゆるコンパクトカーなどは走っておらず、タクシーはプリウスかレクサス。一番多かったのはトヨタのランドクルーザー。何でも砂漠を走れる車として人気だそうです。

それにしても石油マネーでお金持ちの国。気に入った車のナンバーを取るのに25億とかかけるそうで、1桁のナンバープレートの車が走っていたなら、だいたい王族。とんでもないお金持ちだそう。

UAE、カタール、バーレーンともイスラム圏なので、モスクに行く時には髪の毛を隠し、体型がわからない服を来て、手首足首まで隠します。手持ちの大判のスカーフで旅行前練習しましたが、どうしても完全には髪の毛が隠れず、ネットで探してモスク参拝用の服やスカーフを購入して持参しました。

日本でも何でも購入できるものですね。

アラビアクルーズはスイスの会社の船で定員は6300名。乗組員だけでも1700名ととにかくスケールが大きく、まるで一台ショッピングセンターのようでした。

プールが5個。バーは20か所。レストランも10か所。ショーを行うシアター、ジム、ゲームセンター、ボーリング、カジノ、ショッピングモールなど船の中にいる事を忘れるくらいの施設が充実していました。

驚いたのはロシア人が多かった事。ロシアは戦争中のイメージがありましたが、3世代など親子連れで楽しそうに沢山食べ、普通にエンジョイされていました。

一般のロシア人には戦争は関係ないのでしょうか?

今回どこの国にも親切な方が多いと本当に嬉しかったです。

プールサイドでiphoneを忘れ、後から気がつき、プールに戻ったものの、絶対戻ってこないだろうと暗い気持ちで探していたら、何か探していますか? もしかしてスマートフォン?と中国系のアメリカ人のおじい様が声を掛けて来てくれてました。

そうです! Iphoneを探していると答えると、見つけてスタッフに預けたと言って、スタッフの所まで案内してくれました。

もう、涙が浮かんで、「Thank you so much!!」と思わずガシッとおじい様の手を掴んでしまいました。親切な人1人目でした。

2人目はロシア人のこれまた老紳士。

船内での支払いは全て専用のクルーズカードで行うのですが、下船前にカードにお金が残っていないか機械で確かめるために並んでいたら、お先にどうぞと順番を譲ってくれました。

何でも私の事を上陸したプライべートアイランドで見かけたそうで(何千人もいるのに、すごい偶然)
機械操作がうまくいかないと、ロシア語に切り替え代わりにあれこれやってくれました。

みんな紳士で親切で温かい気持ちになりました。私も他の国の方々に親切にしなければ!と心に誓ったのでした。

バーレーンって都市だか国だか知らなかったですが、旅行を通じて、少しアラブを身近に感じられるようになりました。


シェイク・ザイード・グランドモスク(アブダビ)
この服とスカーフ、何と日本でネット購入していきました。




ステートグランドモスク(ドーハ)
イスラム教の事を熱心に係の方が説明してくれました。




世界中のお金持ちが集まる街ドバイ
物価が高い
ビールいっぱい2500円。
日本で良かった!




東京タワーの3倍の高さとか
待たずに上まで上がるチケットはお一人3万円




スパイスいっぱいでテンション上がりました!
サフラン、日本よりずっと安かった




アラブの人は金がお好き




後に見えているのがクルーズ船




フォーマルナイトだったので、ロングドレス




温水プールとジャグジー




バーも20か所ありました




これも船のプール




デッキはジョギングできるくらい




部屋のベランダから見た朝日。
朝食を食べたかったけど、高所恐怖症の私には無理でした。
なんと11階でした




毎晩ショーがありました




これも船内のショッピングモール




アラブの富裕層はハヤブサを飼うのがステータス。
なんとハヤブサは飛行機もファーストクラスで移動して、パスポートも持っています。
週に2回もメディカルチェックを受けていて、皆さん待合室で大切にハヤブサを連れていました。




ベストシーズンの今で25~30℃
夏は50℃を超えるとか